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【DCの視点】ECサイト売上増対策「カゴ落ちメール」導入調査レポートとその先の対策

『デマンドクリエーション』では、最近公開されたニュースリリースや記事から「注目情報」を取り上げ、独自の視点で解説していきます。

今回注目したのはこちら。


1年間で1.8倍に増加!国内EC売上TOP500サイトにおける「カゴ落ちメール」の導入調査レポート


ナビプラス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役執行役員CEO:篠 寛、以下:ナビプラス)は、『国内EC売上TOP500サイトにおける「カゴ落ちメール」の導入調査』の結果を発表します。また、本調査レポートは以下ページ(http://www.naviplus.co.jp/blog/2016/10/17/6904.html)より、無料でダウンロードいただけるホワイトペーパーを提供します。

【調査方法】
・調査対象:2016年夏通販EC通販売上上位500サイト(参照:日本ネット経済新聞)
・調査期間:2016年8月1日~2016年9月15日
・調査手法:各サイトでメール会員登録を実際に行った上で、買い物カゴに商品を投入後そのまま離脱し、その後届いたメールの「配信タイミング」 「件名」「内容」などから、どのような目的のメールをどのような意図を持ち配信しているかを独自調査しています
~以下略~

出典元はこちら(ナビプラス株式会社 プレスリリース 2016年10月17日発表)
※記事公開から日数が経過したリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。


『デマンドクリエーション』の視点


『1年間で1.8倍に増加!国内EC売上TOP500サイトにおける「カゴ落ちメール」の導入調査レポート』について、「デマンドクリエーション」の視点で解説します。


今回はECサイト運営の上で、チャンスが眠っている「かご落ち対策」についての調査レポートを解説をいたします。

少しでもECに関わったことがある方なら耳になじんだ言葉である「かご落ち」とは、ネット通販で買い物をしようと思った時にカート(買い物かご)に欲しい商品を入れるまではしたが、最終的な決済に至らなかった状態を指す言葉です。

ECでは押さえておきたい「かご落ち対策」

ECでは押さえておきたい「かご落ち対策」

当サイトでも「【実践的】コミュニケーションシナリオ作成シート」の第3回(2016.07.22公開)で「サプリメント商材 かご落ち プロモーション」として取り上げました。

「かご落ち対策」の普及状況を見ると、ナビプラス社の調査時点(2016年夏)で導入サイト数は61サイトにまで増え、普及率は12.2%となっています。1年前の調査では同6.8%でしたので1年間でほぼ倍増。「かご落ち対策」は、EC事業者に着実に浸透していることがうかがえます。

また、「かご落ち対策」の手段では、メールによる通知が一般的であり、今回の調査によれば以下のような現状となっています。

■普及状況(規模別/業種別)
・ECの年商1,000億円以上で38.5%。500億円以上で36.4%の普及率
・一方、100億円以下の中堅ECサイトでも10%前後の普及。

・アパレル、化粧品健康食品を中心に普及が進む。

■配信メール内容
・「かご落ち対策」メールの 94.8% に商品情報(商品名、画像など)が掲載
- カゴに入れた商品を掲載するケースが大半
- 関連商品(レコメンド)やランキングを表示する事例も

・一方、クーポンの表示は、5%程度と低い利用にとどまる。

■件名

・多くは、カゴに残った商品を伝える内容
・キーワードTOP5は、「商品名」「サイト名」「買い忘れ」「お知らせ」「ユーザ名」

■配信タイミング
・配信タイミングで一番多いのは「1日以内」の配信
・1年前(15年夏)の調査と比較すると、「1時間以内」の配信が4倍に増加

 

「かご落ち対策」においては、メールの内容や件名以上に、「配信タイミング」が重要であり、カゴに入れて放置された時点から1時間以内が勝負の分かれ道とされるそうです。
実際、某ECサイトでは、45分後、24時間後、3日後の3回、かご落ち対策メールを送信していますが、同サイト担当者によれば、効果がでているのは1通目(45分後)だけとのことです。

レポートでも記述されているように、「カゴ落ちメール」は、ECサイトにとって「大規模なシステム投資」や「長期間のシステム開発」が必要なものではなく、比較的簡単に導入しやすい機能です。

したがって、小規模なECサイトも含めて「カゴ落ち対策のメール送信」は、ごく一般的な施策になっていくだろうと思われます。

かごの中身を見せることで、「買い忘れ」を「購入」に導く

かごの中身を見せることで、
「買い忘れ」を「購入」に導く

つまり、「かご落ち対策のメール」が「当たり前に送られてくるメール」になってしまうわけで、その効果は徐々に落ちていくことが予測できます。今後は、「かご落ち対策」のコンテンツやメール以外の訴求方法など様々な工夫が必要となってゆくでしょう。

例えば、ECサイトに当該顧客が再訪問した際に、【パーソナライズした情報をもとにカート内の商品、または関連商品画像を表示する】というのも一つの方法として考えられます。

たとえば、「HeartCore CXM」のようなパーソナライズに長けたツールを導入することで、登録ユーザーだけでなく、未登録、匿名状態のユーザーに対しても、Webサイト再訪時に当該商品のバナーを表示できるなど、個人を識別したピンポイントの訴求が可能となります。日本ではまだ普及初期にある「かご落ち対策」ですが、今後様々なツールやテクニックが開発されていくものと思われます。


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